2年ぶりのG1は。
ひとりぼっちでバモってた。
これが意外と燃える。孤独は少年を男にするのだ。
2年ぶりのG1は。
ギャルなサポーターがキャアキャアキャア。
前にいた子は試合そっちのけでケータイいじってた。
でも隣の子はずっと大きな声で歌ってた。
2年ぶりのG1は。
勝ち点3がするりと逃げた。
こりゃ勝てるだろって雰囲気が、G1にもやっぱりあったよ。
2年ぶりのG1は。
選手の顔がよく見えた。
君たちが泣きそうな顔してると、こっちもつい泣けてくる。
でもオレはもう、嬉しい時にしか泣かねえよ。
この世からサッカーがなくなってしまったわけじゃない。
上手くいったことを思い出して、失敗したことを修正して、いつもとおんなじ。
いつもと同じなんだよ。
だからもう、G1には行きません。
いつもと同じ、G2に戻ります。G2のみなさん、またよろしく。
あ、でもユベントス戦はG席だ…。