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2004年 10月 17日
いつか笑い話に。(後編)
朝9時。準決勝で共に喜びを分かち合った従弟からチケ争奪参戦のメールが。
e+と携帯で挑戦できるとのこと。休日の朝からサンキュね。ここで、4つあるはずの回線が、IP電話に切り替えていたため、「0570」番は回線がひとつしか使えないことが判明。会社に来た意味ないじゃん。でも光ファイバーに切り替えたばかりのネットを信じ、Mac2台でe+、電話回線、携帯2台で勝負に出る。

10時。戦闘開始。15分でe+につながるも完売。ぴあは20分でこちらも完売。

10時57分。ローソンにつながるも、やはり完売。従弟に電話するも、やはり「だめでした」との回答が。お礼を述べ電話を切る。チケット争奪戦、惨敗。信じられない。

11時4分。J'sゴールから携帯にメールが。完売のお知らせ。

その後ネットでいろんな書き込みを見るが、悲痛なものばかり。かろうじでロッピーで運良くとれた人がいるだけ。悔しさで目が涙で滲む。カミさんは東京のオフィシャルサイトにパブリックビューイングの開催を訴える。ヤフオクを見ると「予約番号」だけで6,5000円。カミさんが「アウェー遠征を一度がまんすれば、1枚につき1万円ぐらいならいいじゃないか」とも言ったが、ゲッターに金を払うのを許せない僕に、入札のボタンは押せなかった。もう腹立たしさを通り越して悲しくなってくる。

午後1時。灰になって約2時間。Macの電源を落とし、帰り支度をととのえ、会社のドアを出ようとしたその瞬間。携帯が鳴った。

午後1時5分。メール着信。J'sゴールからだ。そこには「SOCIO会員のみなさまへのお知らせ【重要】」の文字が。興奮して声に出して読み上げデスクに戻り、Macを立ち上げる。

そこには「特別販売」の文字が…。全身の力が抜けて、椅子に座り込む。
一通り目を通して、Macの電源を落とした。

帰りの車内、カミさんが助手席で泣いていた。
焦り、悲しみ、怒り…そして突然やってきた安堵。
「これで、ゴール裏のいつものみんなと決勝に行ける」そう言っていた。

僕はといえば、すっかり眠気もさめ、休日の20号をただひたすら、西に走った。

by tokyo-boys12 | 2004-10-17 10:51 | FC東京


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