2008年 12月 06日
20番への思いを胸に。
b0015993_1124873.jpg「このチームには、どんな時でも厳しくサッカーに向き合うベテランがいる」

城福さんがホーム最終戦で語ったこの言葉を聞いて、
僕は信男さんの姿が浮かんで、涙を堪えきれなかった。

話は開幕前にさかのぼる。

今シーズンが始まる前、僕は決めていたことがあった。
それは、初めて東京のユニフォームを買う、ということだ。
番号なしや、12番という選択もあったけれど、
せっかくだからと、選手の番号を入れることにした。

「どうせ買うなら、活躍しそうな選手がいい」
「若い選手は、あとで番号変わっちゃうから」
「そもそも移籍しちゃったらどうするの」
いろんな思いを振り切って、僕はひとつの番号を選んだ。

20番。信男さんの番号だ。

理由は純粋に、感謝の気持ちからだった。
このチームに戻って来てくれて、ただ嬉しかった。

一度はクラブから戦力外通告を受け
プロ10年目で初のトライアウトに参加し
それでもまた、このチームに戻って来てくれた。

いつも先頭をきってランニングする姿。
サテライト戦後のクールダウンで、ユースの選手らと話をする姿。
試合に出てゴールするだけが選手ではないことを、僕に教えてくれた。

彼に対する感謝とともに、僕はこんな素晴らしい選手が、
このチームの記念すべき年にいてくれたことを忘れたくなかった。
だから僕は、20番を選んだ。

出場記録だけを見れば、決して満足できるシーズンではなかっただろう。
でも最後にチャンスがあるかもしれない。
劇的なゴールなんて望まない。
ただただ、「自分のできることを、精一杯やりきってほしい」。

明日の主役が誰かなんて、誰にもわからない。
僕は誇りをもって、堂々と、このユニフォームを着ようと思う。
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by tokyo-boys12 | 2008-12-06 01:34 | FC東京


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